今年の〈SXSW〉でのパフォーマンスが絶賛されたオースティンのデュオ。ミディアム~スロウで構成されたこの2作目は、オーガニックかつローファイな質感を大事にし、高音域をできるだけ排したという演奏とエリオット・スミス似のソフト・ヴォイスによって、温かく落ち着きのある一枚に仕上げている。ニール・ヤング『Harvest』を思わせる瞬間も多々あり、これは2018年レイドバック大賞の最有力候補かも。