マス・アピールに移籍しての約4年ぶりのソロ作は、ナット・ターナーとの2枚のライヴ・セッション盤で得た成果を見事に昇華した会心の一撃。そのナット・ターナーの面々以下、ドゥウェレ、クリス・デイヴ、ダルー・ジョーンズなどのゲスト陣と織り成す漆黒のグルーヴは、間違いなく15年に及ぶキャリアのひとつの到達点。白眉はクリス・ジョンソンのトランペットが渋くきまったジャジーな逸品“2 Would Try”。