現代でこそ街中や家庭の中で音楽が溢れ、我々は潤沢な音楽に触れ生活ができる。BGMという概念は当たり前に根付いているが、その裏には様々な企業・世界の動き、そしてこの「聴かれない音楽」に魅了された作曲家たちの怒涛の歴史が横たわっている。労働環境における「生産性向上」から始まったビジネスと、音楽とは切っても切り離せない権利の話、さらに供給する技術の発展など、多角的に歴史を解説。『電子音楽 in JAPAN』執筆の田中雄二が手がけ、BGMディスクガイドも充実。BGMの歴史は音楽とビジネスの歴史。それらを見事に解説する決定版がついに刊行!