あのアリアナ・グランデとも共演! フィリピン、アメリカで数々の賞を受賞した新世代の歌姫、Beverlyがセカンド・アルバム『24』をリリース。これを記念して、タワーレコードではフリーマガジン〈tower+〉の臨時増刊号〈別冊tower+〉を発行いたします! 別冊tower+はタワーレコード全店で6月19日(火)より配布スタートです!
※別冊tower+の配布開始時間は店舗によって異なります。
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Beverly 24 avex trax(2018)


昨年、J-POPシーンに彗星のごとく現れた新世代の歌姫、Beverly。生まれ故郷のフィリピンやアメリカの音楽コンテストで勝ち抜き、そこで注目を集めた美しいハイトーン・ヴォイスと抜群の歌唱力は、デビュー・アルバム『AWESOME』で証明済みだが、さらにシンガーとして進化を遂げた新作『24』が完成した。リリースされる6月20日は彼女の〈24〉歳の誕生日。「特別な誕生日になりました」と微笑む彼女に新作について話を訊いた。

――去年、日本デビューして生活は変わりました?

「すごく変わりました! “I need your love”(TVドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」の主題歌。『AWESOME』に収録)のおかげで、大勢の方に私のことを知ってもらえて、いろんな場所で歌を歌うことができました。ライヴで観客の皆さんと一緒に歌う時、〈あ~、嬉しいなあ!〉て心から思います」

――でも、子供の頃はシャイで、恥ずかしくて人前で歌えなかったとか。もう馴れました?

「馴れてきましたけど、やっぱり本番前はドキドキします。だから、いつも本番前には発声練習をしたり、ストレッチをしたり、神様にお祈りしたりするんです。私はカトリックなので、お祈りすると安心(笑)。ステージに立って、お客さんの笑顔を見たり、拍手を聞くと〈頑張らなきゃ!〉って元気になるんです」

――ステージで歌うことで成長しているんですね。そんななかで新作『24』が完成しました。アルバムにはバラエティ豊かな曲が並んでいますが、“LOVE THERAPY”ではラップに挑戦しています。やってみていかがでした?

「もともとラップは好きで、カラオケでよく歌っていたんですけど、それは英語だったんです。今回は日本語だったので、日本語の発音を大切にしながらリズムに乗せるのが難しくて一生懸命練習しました。あと、この曲はコーラスも難しくて……」

――コーラスを50トラックくらい重ねたそうですね。しかも、それを全部、自分で歌ったとか。

「そうなんです。コーラスはあんまり得意じゃなかったので何回も繰り返しました。この曲はコーラス以外に、虫の鳴き声とか雨音とか、いろんな音がたくさん入っていて。とっても爽やかで明るい曲になりました」

――TVドラマ「ヘッドハンター」の主題歌になった“Baby don’t cry~神様に触れる唇~”はソウルフルなバラードですが、サビのハイトーン・ヴォイスはさすがですね。

「あのサビのパートは大好きなんです。ライヴで歌うと本当に気持ちよくて。曲の最初の方はメロウに、サビでは力一杯歌ってます。この曲で作詞家の売野雅勇さんと初めてお仕事できたのも嬉しかったです。売野さんの言葉の使い方が大好きで、この曲の歌詞は賛美歌みたいだと思いました」

――取材は日本語でこなされていますが、日本語の歌詞を歌うのは難しいですか?

「まだ難しいところはありますが、わからないところはディレクターさんが説明してくれるから助かります。でも、まず自分で翻訳するようにしているんです。もっと日本語のことを知りたいので。たくさん知ることができたら、歌の表現も広がりますから」

――確かにそうですね。好きな日本語はありますか?

「〈頑張ります!〉とか、ポジティヴな言葉が好きです。後は、ことわざ。〈一石二鳥〉〈鬼に金棒〉、あとは〈不幸中の幸い〉とか(笑)。私はいつも日本の音楽を聴いたり、テレビを観たりしながら日本語を勉強しています。それって〈一石二鳥〉ですよね。使い方あってます?(笑)」

――大丈夫です(笑)。そうやって、つねに日本語を勉強して歌に役立てているんですね。

「はい。恥ずかしいけど、私は料理もあまりできないし、休みの日はベッドで音楽を聴いたり、買い物をして過ごすチルな生活を送ってます。でも、歌のためなら自分に厳しくなれるんです。今回のアルバムのタイトルは24歳になったということだけではなく、24時間、音楽を考えているという意味もあるんです」

――音楽への愛情が詰まったアルバムなんですね。最後に完成したアルバムを聴いた感想を教えてください。

「このアルバムの曲は、悲しい曲、ポジティヴな曲、愛の曲、未来についての曲、いろんな曲がたくさんあるので、最初から最後まで聴いてほしいです。そして、このアルバムを聴いて、皆さんにポジティヴになって欲しい。私は毎日、このアルバムを聴いて〈よし、今日も一日頑張ろう!〉という気持ちになっているので、皆さんにも元気になってもらえると嬉しいです」