ライヴ会場限定リリースだった新体制初のアルバムが各種サブスクでも配信スタート。“cinématographe”のようにポスト・シンバルズ的だった1作目の雰囲気も残しつつ、より複雑に、なのにより開けた感じにアップグレード。特に、キュートで時に小悪魔的なヴォーカル・伶菜の歌声が◎です。未だに〈渋谷系〉を名乗るバンドが存在していることが嬉しいし、これからも渋谷系の最新形を提示していってくれることに期待します。