全14曲中8曲がタイアップ付きという5枚目のアルバムは、オオカミたちが新たな地平に立ったことを告げる意欲作中の意欲作だ。パトリック・スタンプ(フォール・アウト・ボーイ)や中野雅之(BOOM BOOM SATELLITES)など著名なプロデューサー陣を迎え、デジタル音を大胆に導入した楽曲の質感も実に新鮮。90sのオルタナやダンス・ミュージックを懐古趣味ではなく現在進行形のロックとして鳴らす手腕には脱帽だ。