プラネット・ミューからイノヴェイティヴ・レジャーに移籍する過程でハウ・トゥ・ドレス・ウェルっぽいインディー歌謡に転じたクリス・ワードが、憂鬱なヴォーカルをさらに強調して3作目をリリース。トム・ミッシュやライらに通じる繊細なメロディーと暗めの色彩で描かれたサウンドスケープはもちろん悪くない仕上がり。ここまで横並びの音になってくると、傑作『Parodia Flare』のカラフルな陶酔感が恋しくもなるが。