2018.07.09

SSW~電子音楽~インプロヴィゼーション etc.あれだけ多種多様な作品とその多くが非常にエクスペリメンタルでありながらポップな存在感を湛えるジム・オルーク。彼ほど既存のカテゴライズに当てはめる事が出来ない音楽家は居ないであろう。本作もまた、ジャンル=ジム・オルークとしか言い様が無い素敵な作品を届けてくれた。44分1曲のインスト作品だが、この数年で録り貯めたという様々な演奏を精緻に織り重ねたという、旋律~音響~即興の合間を抜う様な音楽は他では体験出来ないもの。機微に耳を傾けるも、アンビエント的に接するも聴く度に新たな発見を感じさせる作品。

 


高く評価された2015年の歌モノ盤『Simple Songs』以来となるニュー・アルバム。今回は1曲44分のインスト作品ということで、『Bad Timing』や『The Visitor』を連想するファンも多いはず。シンセやペダル・スティール、ピアノなど、ここ数年に録り溜めた音の断片を繋ぎ合わせ、繊細な音響空間を作り上げています。ときおり雅楽のように聴こえる瞬間があり、枯渇知らずのアイデアにまたしても感服。

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