マリア・エステル・グスマン。この名前を聞いて懐かしく感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか? 何度も来日はされている親日家ですが、個人名義のCDはなんと15年ぶり! “激しく掻き鳴らす”タイプのギタリストではなく、楽曲のメロディを立体的に際立たせて叙情的に。と言った演奏です。人気曲のアルベニス:アストゥリアス(レイエンダ)も、確かな技術はもちろん、おだやかなテンポで丁寧に弾かれています。タレガ、モンポウもそんな彼女の演奏と合っている作品の1つ。音質も良く、全体的に上品で、聴いていて実に心地が良いアルバムです。