INTERVIEW

琴音 『願い』 聴き手の心をやさしく揺らしてくれる歌声

琴音 『願い』 聴き手の心をやさしく揺らしてくれる歌声

「人が元気になれるものだったり、前向きになれるものを作りたい」高校2年生のシンガー・ソングライター・琴音、初の全国流通盤

琴音 願い Eggs(2018)

樹木をかすかにざわめかせる風のように、聴き手の心をやさしく揺らしてくれる歌声――新潟に住む高校2年生のシンガー・ソングライター、琴音(ことね)。

その高い歌唱力と情感豊かな歌声は、全国ネットのオーディション番組を勝ち抜くなど、すでに熱い注目を集めているところだ。音楽好きの両親のもと、小さい頃から歌うことが好きだった彼女は、小学校の卒業記念に母親の計らいでライブバーのステージに立ち、そこで大きなきっかけをつかんだという。

「母がピアノを弾いて、MISIAさんの“Everything”を歌いました。お店の方も褒めてくれて、そのあともたびたびそのお店で歌わせてもらうようになったんです。中二になったぐらいから、カバー中心のレパートリーのなかに少しずつオリジナルを増やしていって」

父もかつてはミュージシャンで、家にあったギターを手に取っては、父が作っていた曲をコピーするなどして、曲作りを覚えていったという。初めての全国流通盤としてリリースされるミニ・アルバム『願い』には、初めて作詞/作曲をしたという“大切なあなたへ”も。

「両親は音楽をやることを肯定してくれてるし……かしこまって言うのもヘンですけど、お世話になってるなあって(笑)。なので、最初にどんな歌詞を書こうかな? って浮かんだテーマがこれでした。他の曲もそうですけど、歌詞については、人が元気になれるものだったり、前向きになれるものを作りたいと思っています」

『願い』に収められた曲はすべて、ライブではアコースティックギターの弾き語りというスタイルで温めてきたものだが、パッケージ化するにあたって数々のメインストリームの邦楽を手掛けてきた河野圭がサウンド・プロデュースを手掛け、〈ギターと歌〉という彼女の〈素〉の魅力を活かしながら、作品に華を添えている。

「作品が完成したという実感はあるけど、半分夢見てる気分もあります。これからは私の歌をもっといろんな方に知っていただきたいという気持ちもあるんですけど、自分がどこまでできるのかが未知なので、今はそれを探っていきたいなっていう気持ちのほうが強いですね」

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