前作がフランスのグラミー賞に値する〈Victoires De La Musique〉を獲り、何度目かのピークを迎えているトリニダード・トバゴの麗しき薔薇。その勢いのまま登場したビコーズ第2弾は、アレサ・フランクリン曲などでアフリカ回帰的な側面も見せつつ、オーセンティックなカリプソをたっぷり披露し、芸歴50年超えのプライドを誇示。アンジェリーク・キジョーがすっかり女王のペースに巻き込まれているのも微笑ましいです。