フローティング・ポインツに続く存在として注目されていたレオン・ヴァインホールがニンジャ・チューンに移籍してアルバムをリリース。2年前にランニング・バックから出した『Rojus』が高評価を得ていたが、本作はそれよりも内省的でドラマティックだ。4つ打ちにこだわらず、ダウンビートや現代音楽の要素を採り入れ、ストリングスを用いて壮大かつ甘美な深みを極めている。彼の思慮深さも伝わってくる音物語。