初作が評判になって来日公演まで実現させたヒューストンのソウル・バンドが、満を持して2作目を投下。昨年はリル・キキとの“Southside 2K Live”を出していたが、本作にポール・ウォールやバンBが駆けつけているのも地元シーンからの信頼の厚さゆえだろう。瀟洒なオマージュも仕込んだタイトな演奏が情け深いカム嬢の歌唱をガッチリ受け止め、サザン・マナーの滋味深いスロウを中心にファンキー系やレゲエまで、今回も好盤。