U2のボノに〈世界一のホワイト・ソウル・シンガー〉と評されるリアム・オ・メンリーを中心としたダブリンのロック・バンドが、デビュー30周年を記念して14年ぶりの新作を投下。アイリッシュ・トラッド、リズム&ブルース、ゴスペルの解釈方法が70年代のヴァン・モリソンを思わせ、ゆったりとうねるグルーヴやふくよかな歌声によってリスナーの心をほぐしていく。〈フジロック〉のロケーションにもバッチリ映えそうだ。