いまや名門コンパクトを代表するプロデューサーにして、南米ミニマルの象徴ともいうべき存在にまで成長を遂げた鬼才の5作目。往年の出世曲“Beautiful Life”(2007年)などで歌っていた奥方ルシアナを今回もフィーチャーした“Overload”や、先行カットのプログレッシヴ・トラック“Forgive Me”など、持ち味を発揮したメロディックかつスケールの大きい楽曲がズラリと並ぶ姿は壮観。