1945年から1975年までの30年間、戦後の日本人がいかに「洋楽」を消費してきたかを、雑誌や新聞といった紙メディアを通して浮き彫りにした貴重な一冊。ラテン、ジャズ、ブルース、カントリー、ロック…様々な音楽を次々に消費していく日本人。凄まじい勢いで変化を続ける音楽をとらえ続ける数多くの評論家(野口久光、中村とうよう…等々)。回顧的な内容ではなくあくまで当時の記事の引用をもとに語られているため、より客観的かつ鮮明に「洋楽」を受容する姿が描かれている。著者には「新着洋書紹介」という圧倒的なボリュームの名著もあるが、本書も圧巻の内容である。