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【チアキの! 夢と魔法の映画感想文】第1話 涙無しには観られない「リメンバー・ミー」とハートウォーミングな「アナ雪」スピンオフ作

―私、夢と魔法とヨシコ(母)に育てられました―

 

元・赤い公園のヴォーカリストにして今年に入ってからはソロのシンガー・ソングライターとして活動を始め、ある時は大の映画好き・ディズニー好きとして映画イヴェントや映画番組に参加したり、またある時はモノマネタレントや女優として活動したりとマルチな活躍を見せるチアキ。そんな彼女が、心より愛するディズニー作品の観どころを紹介する連載がスタートいたします。題して【チアキの! 夢と魔法の映画感想文】!!

記念すべき第1回目は一挙に2作品を紹介! まずは今年3月に公開され、本日7月18日にMovieNEXがリリースされたピクサー・アニメーション・スタジオ製作の映画「リメンバー・ミー」。そして「リメンバー・ミー」と同時上映され、同じく7月18日にBlu-ray+DVDセットがリリースされた「アナと雪の女王/家族の思い出」です。それじゃあアリエル、全人類が涙するような大感動の感想文よろしくね! *Mikiki編集部

【チアキの! 夢と魔法の映画感想文】記事一覧

この度、愛して愛して愛してやまない、ウォルト・ディズニーの映画作品について、好きなだけ語れよという機会を頂き、なんと連載をすることになりました。ウ、ウウウレション!!!

この場をお借りして、私の独断と偏見、そして愛と尊敬をたくさん込めて、一作品一作品大事に紹介してゆきたいと思います。早く話したくてウズウズしてるので早速本題いかせてください!

さて! 記念すべき第1回目は、7月18日にMovieNEXが発売された「リメンバー・ミー」、そして、同時上映された「アナと雪の女王/家族の思い出」の2作品を紹介します。気になってたけど映画館で観られなかった!という人のために、ネタバレは避けてお話しますのでご安心を~!

リー・アンクリッチ,エイドリアン・モリーナ リメンバー・ミー MovieNEX ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン(2018)

小さな頃から、私が何よりも恐れ、今も尚怖いものが〈死〉です。身近な人の死、自分の死、家族の死。残していってしまう人、残されていく人。誰にでも必ずいつかは訪れるもの。その事実に無性にやられて、眠れない夜を過ごした経験が、皆さんにも少なからずあるのではないでしょうか。

その〈死〉という個人的には真っ暗なだけの概念を、ほんの少し変えてくれるような出会いがありました。いつの日かTV番組で取り上げられていた、メキシコのあるお祭りです。

それは、死者を称え、死者を迎え、死者を送るお祭り、通称〈死者の日〉。この祝祭では、メキシコ中がカラフルに色づき、そこかしこに骸骨が置かれ、祭壇の大事な人たちの遺影と共に華やかで明るいムードが一晩中漂います。悲しい雰囲気はまるでご法度とでも言うように死者たちを賑やかに迎え、目には見えない魂を敬い、慈しみ、共に時間を楽しんで、〈又来年の、この日に!〉と、笑顔で死者を送り出すお祭り。そんなお祭りの存在は、送る者として、そしていつか送られる者として、ただただ光であると思います。

 

今回紹介する「リメンバー・ミー」は、そんな素晴らしき祝祭〈死者の日〉を舞台にしています。(しかもこの作品は、実際の死者の日にメキシコで世界初上映されたんだって!! なんて素敵!!)

さて、「リメンバー・ミー」を語る上では欠かせない〈死者の日〉について前のめりで語ったところで、物語のあらすじを簡単にご説明します。

物語の主人公ミゲルは、音楽が大好きなギター少年。ところが、ミゲルの先祖の身に起きた過去の悲しい出来事が原因で、彼の家では代々ずっと音楽が禁止されているのです。家族を悲しませないよう、必死に音楽が好きな気持ちを隠してきたミゲルでしたが、いよいよ情熱を抑えられなくなり、ミュージシャンになるチャンスを掴みに飛び出します。

ですがその先で、彼はとんでもないアクシデントに見舞われます。なんと、ミゲルのいた世界が〈死者たちの世界〉へと繋がってしまうのです。ミゲルが現実世界に帰る方法は、死者たちの世界にいる彼のご先祖から許しを得ること。ただし、先祖たちはミゲルを返すことと引き換えに、彼に対して〈決して音楽に触れないこと〉という条件を出します。

到底そんな条件を受け入れられないミゲルは現実世界へ帰り、音楽をやることも許してもらう〈ある方法〉を思いつき、一人走り出します。果たして彼は、無事現実世界へ戻り、音楽を奏でることができるのか……? というストーリー。

まず生きてる人間が死者の世界に行っちゃう設定がもう面白い。そして旅の道中ミゲルは、違う目的をもった一人の男と出会い、お互いの目的のため手を組んで冒険に臨みます。信じていた者からの裏切り、続々と明らかになる真実、どんな状況でも夢を諦めないミゲルの気持ちに胸を打たれ、ひと時も目を離せません。それにピクサー映画は何を描いていても、やはり終始チャーミングでしっかりユーモア!! ほんと笑いながら泣いちゃうんだよなぁ。

笑いながら泣いちゃうと言えばこの作品、監督はあの「トイ・ストーリー」シリーズ最高傑作とも呼び声の高い「トイ・ストーリー3」を手がけたリー・アンクレッチ監督です。これを知ってしまうと、ほうほうなるほどなぁ、と感じる部分が沢山あり、もう私はこの監督に一生頭が上がりません。

それに、メキシコのカラフルな街並みを意識したグラフィックも綺麗すぎて圧倒されるし(ほんとこれだけでも楽しめるくらい凄い)(DVDになっても一つも衰えない映像技術)、主題歌にもなっていて劇中でも度々披露される楽曲“リメンバー・ミー”は、聴けば聴くほどにグッとくる曲です。物語の背景によって聴こえ方が全然変わってきて、こんな楽しみ方もあるんだなと知りました。楽しめるポイントが本当に所々、魔法のように散りばめられている作品です。

そして。一番重要なポイントが、この作品で最も大事に描かれている家族の絆。これについては涙無しでは観られません。映画館で私の隣で観ていた女性は、もうまじで泣きすぎて嗚咽状態でした。でもそれも頷けるくらい家族の絆の描き方が素晴らしいです。ファンタジーや夢物語のようでいて、でもそれだけでは終わらないシビアな面、本当の優しさや愛ゆえの厳しさがあって、グサグサ心に突き刺さります。

私はこの作品のおかげで、会ったことも、見たことすらない自分の先祖たちを初めて強く意識しました。大事な誰かの人生や思い出を絶対に忘れないぞと誓いました。願わくば、誰からも忘れられない人生を私も送れるように生きたいなぁ。私達の家族、大事な人は、目に見えなくなったって、体温を感じられなくなったって、ずっとずっと側にいてくれるのです。この作品でそんなことを感じられたのは、素敵すぎる体験でした。

何にも負けない絆の心強さを、チャーミングに暖かくじんわり教えてくれる映画「リメンバー・ミー」。一人でも多くの人に、ぜひぜひぜひ!!届いて欲しいです。ティッシュ&タオル必須。

 


そして次に紹介するのは……。2014年に公開され一斉を風靡した「アナ雪」こと「アナと雪の女王」。2019年には続編「アナと雪の女王2(仮題)」の公開が発表されており、私は今からワクワクが止まりません。そんな続編の公開を控えて、「アナ雪」のショートムービーが「リメンバー・ミー」と同時に上映されました。その名も、「アナと雪の女王/家族の思い出」!!

ケヴィン・ディーターズ,スティーヴィー・ワーマーズ=スケルトン,ジョシュ・ギャッド,クリステン・ベル アナと雪の女王/家族の思い出 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン(2018)

「アナ雪」本編を観た方はご存知かと思いますが、あの作品には本当に名シーンが多く存在していて、中でも忘れられないシーンが1つあります。

段々と凍っていくアナを温めようと、彼女のために雪だるまのオラフが部屋で暖炉をつけるのですが、雪で作られたオラフが見る見る溶けていくのを心配したアナが、意識朦朧とした中でオラフに声をかけます。しかしそれに対してオラフは、「アナのためなら溶けてもいい」と当たり前のように笑うのです。

このシーンにどれだけの人が大粒の涙を流したことか。私は隣の友人に二度見で確認されて、軽く引かれるくらい涙ドバァーでした。今作はそんな心優しいオラフが、大好きなアナとエルサのためにクリスマスの街中を駆け廻るハートウォーミングストーリーなのです!! 何故駆け廻るのかというと……。

今作では、アナとエルサが王座について迎える初めてのクリスマスが描かれているのですが、幼い頃に両親を亡くした二人は家族で過ごしたクリスマスの習慣がないことに気付きます。そこで、少し元気をなくしてしまった二人のために、オラフが新しいクリスマスの習慣を探しに大奮闘するのです! この姿がもう終始可愛くて可愛くてたまりません。オラフファンは必見ですし、オラフにそこまで関心がなかった方でも、きっと彼の虜になるでしょう。そんなオラフがやっと見つけたクリスマスの習慣を、どうぞ楽しみにしていてほしいです。

ショートムービーとはいえ、尺も音楽も内容も映像も、結構ガッツリ丁寧に時間をかけた贅沢な印象でめちゃくちゃテンション上がりました。

そしてこの作品、Blu-ray+DVDセットを買うのが絶対におすすめ!! 何故かというと、本編の他に、ディズニーの歴史ある短編が6作品収録されているのです!!! 贅&沢の極みすぎる。驚きました。まじディズニー様様。

ドナルドとグーフィーのおちゃめ短編だったり、まだ服を着ていないミッキーが出てくるレアな作品、セリフが一言もない音楽だけのアニメーション、わりと最近の作品など。こんなに入れちゃうの!?という感じでした。どれも最高にキュートで癒されますよ!

誰かを一生懸命大事にする人は、誰かからも一生懸命大事にされる。そんな、当たり前のようで奇跡の仕組みに、とても胸を打たれる作品「アナと雪の女王/家族の思い出」を表題に迎え、ディズニーの歴史をも感じられる短編を沢山詰めこんだ贅沢すぎるセット。ぜひぜひお手にとって、家族に迎えいれてあげて下さい。

以上! 「チアキの! 夢と魔法の映画感想文」第1回でした^^

―完―

 


PROFILE:チアキ
1993年1月14日生まれ。2010年から2017年までは本名の佐藤千明でガールズ・ロックバンド、赤い公園のヴォーカリストとして活動。2018年からは名前をチアキと改め、Hilcrhyme・TOCのソロ・アルバム『SHOWCASE』への楽曲参加や、初のワンマン・ライヴを成功させるなど、ソロ活動を本格化させている。趣味は映画観賞・旅行・食べることで、大のディズニー好きとしても知られている。夢はディズニー・プリンセスになること。
チアキ オフィシャル・インスタグラム https://www.instagram.com/chiakijapan/

LIVE INFORMATION
「南波志帆10周年ファン感謝祭!ありが10トークショー 〜ちーちゃん久しぶり、チアキさんはじめまして!の巻〜」
7月21日(土)東京・下北沢mona records
開場/開演:17:30/18:00
出演:南波志帆 ゲスト:チアキ
料金:前売 2500円/当日 3000円(+ドリンク代600円)

RISING SUN ROCK FESTIVAL 2018 in EZO
8月10日(金)、11日(土・祝)北海道・石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ
※チアキの出演は8月11日(土・祝)21:50~、RED STAR CAFEにて
イヴェントの詳細はhttp://rsr.wess.co.jp/2018/

TOKYO CALLING 2018
9月15日(土)、16日(日)、17日(月・祝)東京・新宿、下北沢、渋谷の約30会場
※チアキの出演は9月15日(土)
イヴェントの詳細はhttps://tokyo-calling.jp/

 

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