2016年のベスト盤で輝かしいキャリアを総括したドートリー。新章の幕開けを宣言すべく約5年ぶりに完成させたこのアルバムは、初顔合わせとなるジャクワイア・キングの指揮のもと、ブルース濃度を高めて持ち前の重厚なサウンドを深化させている。マイナー調のメロディーとほぼ演歌状態のエモーショナルな歌唱が感動の嵐を呼び、クリスの圧倒的なカリスマ性を再確認。大人のハード・ロック、ここに極まれり。