昨年のディーゴとのコラボ作から短いスパンでのソロ・アルバムということからも好調さが窺える、西ロンドンのブロークン・ビーツ・シーンの屋台骨。軽快かつ滑らかなサウンドで、フュージョン~ソウル~アフロ~ヒップホップまで文字通りのクロスオーヴァー・ミュージックを体現してみせる職人っぷりだ。後進の目覚ましい台頭で刷新されつつあるこのシーンにおいてなお、絶対的な存在感を誇示した堂々たる仕上がり。