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ジェイソンと同世代のライヴァルたちや、彼のチルドレンの近作をチェック!

DAN WILSON Re-Covered Ballroom(2017)

『Know.』で10年ぶりにジェイソンと共作しているダンが、アデルやジョン・レジェンドらへの提供曲をセルフ・カヴァーした一枚。ダリアス・ラッカーさながらに爽やか&グルーヴィーなカントリー調の演奏と、インドア向きの繊細な裏声の組み合わせがなかなか新鮮です。

 

JOHN MAYER The Search For Everything Columbia/ソニー(2017)

〈ポスト・ジョン・メイヤー〉との触れ込みで登場したジェイソンにとって、彼の存在はいまも気になるはず。この最新作ではベイビーフェイス風の生音ソウルに寄り、元カノへの未練を吐露。私生活の充実ぶりはジェイソンが圧勝なようで……。

 

SHAWN MENDES Shawn Mendes Island/ユニバーサル(2018)

そのジョン・メイヤーが裏方で援護した本作もアコースティック・ソウル的な作りに。葛藤をテーマに内省へ向かいつつ、かつてショーンもカヴァーした“I'm Yours”っぽいジュリア・マイケルズ参加曲など、要所でジェイソンの遺伝子を感じることができます。

 

ANDY GRAMMER The Good Parts S-Curve(2017)

活動初期には〈ポジティヴ・キッズ〉とも呼ばれていたジェイソンの、底抜けに明るいリリックの魅力を受け継ぐLA生まれのアンディ。冒頭からトロピカル・ハウスを採り入れたこの3作目は、〈テン年代の『Mr. A-Z』〉と言いたくなる出来ですよ。

 

ERIC HUTCHINSON Easy Street Let's Break(2018)

何度もジェイソンとツアーを回ってきたピアノマンの6枚目となるスタジオ盤。G・ラヴとの“Good Rhythm”ほか、70sのファンク~ニュー・ソウルなグルーヴ感を追求したナンバーが抜群にカッコ良く、〈白いスティーヴィー・ワンダー〉の異名は伊達じゃない!

 

ED SHEERAN ÷ Atlantic/ワーナー(2017)

〈ジェイソンに対するUKからの回答〉なんて評されていたデビュー時のエド。南国ハウスや電化ハイライフなど本作ではモダンなアレンジに注目が集まりがちでしたが、恋人自慢ソング“Perfect”をはじめ、アンプラグドな演奏を背にアコギを弾き語る姿も変わらず素敵です。

 

PETE YORN,SCARLETT JOHANSSON Apart Capitol(2018)

2000年代のシンガー・ソングライター人気を担った男たちの中でドンファン的なイメージが強く、複数の女優と浮名を流したピート。本EPではセルジュ・ゲンスブールのような振る舞いで、パートナーのアンニュイな色気を引き出しています。

 

平井大 WAVE on WAVES avex trax(2018)

2016年作『Life is Beautiful』で“I'm Yours”をカヴァーしているジェイソン・チルドレンの日本代表が放った新作。ニュー・ジャック・スウィング調など流行を意識した楽曲と、温かな言葉を真っ直ぐ届ける簡素な生音ポップが同居し、夏のあらゆる場面にハマリそう。

 

PHILLIP PHILLIPS Collateral 19/Interscope(2018)

デイヴ・マシューズ似の塩辛声で、「アメリカン・アイドル」優勝直後にはジェイソンの心もがっちりキャッチ。本作ではその喉を活かし、従来の朗らかカントリーに加えてアリス・イン・チェインズ風のモダン・ヘヴィネスも披露し、世間をザワつかせています。

 

MAT KEARNEY Crazytalk Caroline(2018)

共にハットをトレードマークとする2人ですが、恋愛中のアツアツな様子を曲にするのが得意なジェイソンに対し、マットの十八番は号泣必至の失恋ソング。どころどころでフューチャー・ベースに挑戦したピンクなジャケの本作も中身はブルーです。

 

NIALL HORAN Flicker Capitol/ユニバーサル(2017)

「The X Factor」の出場時に“I'm Yours”を歌おうとするも、サイモン・コーウェルに止められたというナイルは、1D発足後に同曲をライヴで弾き語り。この初ソロ作でも、モロにジェイソン的なバラード2曲“This Town”“Fire Away”から変わらぬ忠誠心が伝わってきます。