蠱惑的な声とノスタルジックな世界観で人気を集めるカナダのジャズ・シンガーが4年ぶりの新作を発表。フォークやロック、ファンクなどを横断した多彩な曲調を得意とする彼女らしい一枚、とまずは言っておきたい。で、妖艶なムードに包まれた“Girl's Gotta Do”など、コンテンポラリーかつ洗練された音作りを積極的に行いながら、歌い手として線の太さをアピールすることにも成功しており、新たな支持層を開拓しそうだ。