テレビ番組への出演や雑誌「カーサ ブルータス」での連載ほか、世界でも注目のデザイナー、佐藤オオキが描いた初めての絵本。まずは表紙を開くとコップについての説明書きがある。ふちは飲むところ、とっては手で持つところ。思わずじっくり見入る。子どもにはここに発見があるかもしれない、大人には再発見が。そこからの本編では、なぜこの形なのか、なぜこの形じゃだめなのか、立ち止まって考えてみる。ここからは発想。目線を変えて、コップを進化させてみる。自分のためにかっこよくする、のも、誰かのために使いやすくする、のも、発想のきっかけになる。さて、どんなコップにしようか。