いま聴いておきたい最高の夏皿たち!

MALUMA F.A.M.E. Sony Latin(2018)

髪を伸ばして一段と男前になったマルーマ。W杯曲のお返し客演となるジェイソン・デルーロ参加曲や、ラテン界隈の作品で名前を見る機会が増えたティンバランド製の“Mi Declaracion”など、近年の主流となっているしっとり系のレゲトン~バチャータをメインに据え、真夏の夜の夢へと貴女を連れ出します。 *山西

 

LUIS FONSI Despacito & Mis Grandes Exitos Universal Latino(2017)

同郷のダディ・ヤンキーとコラボした“Despacito”の現象化によって世界に名を広めたプエルトリコのスター。このベストには同曲のジャスティン・ビーバー入りリミックスをはじめ、アフロジャックとの“Wave Your Flag”などクロスオーヴァー・ヒットが満載。レゲトンもサルサもバラードも滑らかに聴かせる好漢ぶりだ。 *轟

 

FARRUKO Trapficante Sony Latin(2017)

プエルトリコの俊英による現時点での最新作で、ヒップホップ・リスナーにも推薦したいレゲトン~ラテン・トラップの最先端スタイルがひしめく一枚。バッド・バニーとロシアンを交えたミーゴス風味の大ヒット“Krippy Kush”が強力なほか、フェティ・ワップをフィーチャーした“Losing Control”も聴きモノだろう。 *出嶌

 

SEBASTIAN YATRA Mantra Universal Latino(2018)

ブチ上げ系のレゲトンに定評のある若きシンガーが、この公式デビュー作では泣き濡れたピアノ・バラードにも挑戦。インド風味を練り込んだ冒頭曲など、タメの効いた歌唱でジラしてくるテクからも遊び人風情が感じられ、やっぱり夏のアヴァンチュールはこれくらい濃密で刺激的な相手じゃないと! *山西

 

OZUNA Odisea Sony Latin(2017)

膨大な客演仕事をこなしてきたプエルトリコの新星。この初作ではJ・バルヴィンやニッキー・ジャムら先輩もお祝いに駆け付け、でっかい花火を打ち上げています。浮遊感のある媚薬トラップを筆頭に、USアーバン好きにも聴いてほしいトレンディーな曲だらけで、夏休みが終わる頃に到着予定の次作も楽しみ! *山西

 

REYKON El Lider Warner Latina(2018)

コロンビアのレイコンはJ・バルヴィンと同世代のレゲトン・シンガー。ジェントルで甘い歌い口は共通するもので、“Mala”がヒットしたこの最新アルバムにはニッキー・ジャムやザイオン&レノックスら先達も迎えつつ、サルサやバチャータ風のソフトな楽曲にこそマイルドな美声の持ち味を遠慮なく注いでいる。 *出嶌

 

CNCO CNCO Sony Latin(2018)

オーディション番組から登場した5人それぞれ出身国が異なる中南米ボーイズ・グループの2作目。リトル・ミックス入りのリミックスも生んだ昨年の爆発的なヒット“Reggaeton Lento”をはじめ、ラテン・アーバンの王道を行く佳曲揃いだ。〈Japan Edition〉は初作『Primera Cita』からのヒットも追加したマッシヴな22曲入り! *轟