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RAM HEAD,DIGITAL NINJA LOVE SICK DISCO DIGITAL NINJA(2018)

初の共同名義盤とはいえ、過去に何度も絡んできた歌い手とトラックメイカー同士だけあって相性の良さは言うまでもなく。“あのひとこと”での開放的なソカのビートと切ない歌詞のコントラストが何とも眩しく、他にもハード系からメロウ路線まで取り揃え、おまけにキザなロボ声でエロい寝汗もかけます。 *山西

 

Likkle Mai Rise Up MK STARLINER/Hanx(2018)

キャリアを重ねるごとに歌の説得力を増し、いよいよ中島みゆきのようなオーラも出てきた印象がある、4年ぶりのニューEP。ロブ・スミス製の“VICTORY SKANK”や中川敬がコーラスを添えた反戦歌など、燃え盛る太陽よりも熱いレベル精神を突き付けてくる屈強なレゲエ音楽。浮かれるだけが夏じゃない! *山西

 

VARIOUS ARTISTS Club Tropicana: Non-Stop The '80s Disco Pop ソニー(2018)

「サタデー・ナイト・フィーバー」日本上陸40周年を祝い、ディスコ絡みの諸作が相次ぐ2018年。これはワム!の“Club Tropicana”を筆頭にニューロマやファンカラティーナ、ユーロビートを軸にした、ありそうでなかった切り口のミックスCD。壮年世代のナンパな夏の思い出ソングブック(?)に終わらない新鮮な甘酸っぱさ! *出嶌

 

CON BRIO Explorer Transistor Sound/Pヴァイン(2018)

フェス巡業で大忙しなシスコのファンク楽団による2作目は、フィリップ・フィリップス仕事で有名なデレク・フールマンを新パートナーに迎えて泥臭さをアップ。スコーンッと抜けるホーンと、ブルーノ・マーズをロック寄りにしたような歌が気持ち良く、BBQなど野外の楽しい時間を盛り上げてくれそうです。 *山西

 

MARKUS SCHULZ,GABRIEL & DRESDEN,ANDY MOOR In Search Of Sunrise 14 Black Hole(2018)

プログレ・ハウス~トランス・シーンで活躍する3組がそれぞれDJミックスを担当した3枚組のミックス・コンピレーション。どれも各々がメロディアスな昂揚感を満載するなか、フェリー・コーステン&オークンフォルドの最新曲“A Slice Of Heaven”などに自曲も絡めて陶酔へと引き込むマーカス・シュルツのチョイスは流石。 *轟

 

CITRUS SUN Ride Like The Wind Dome/Pヴァイン(2018)

もともとインコグニートのブルーイがインスト・プロジェクトとして結成し、形を少しずつ変えながら断続的に動いてきたバンド。フュージョン風味もまぶしてブラジル音楽愛をグルーヴィーに表現したこのブリージンな新作では、日野皓正“Send Me Your Feelings”やマルコス・ヴァーリ&リオン・ウェア曲も披露! 爽快! *轟

 

VARIOUS ARTISTS TROPICAL LOVE 3 THE BEST MIX of SUMMER R&B×HOUSE Manhattan/LEXINGTON(2018)

トロピカル・ハウス寄りのものも含みつつアイランド系のR&Bやサンスホール、レゲエ・フュージョンなどで広い意味でのトロピカル気分を織り成し、夏の恒例となったミックス・シリーズ最新弾。ポップカーンを招いたアイヴィー・レイン“One You Love”から25曲、気持ち良いリゾート感とリッチな歌心に酔わされます。 *轟