現代のサイモン&ガーファンクルあるいはエヴァリー・ブラザーズと称され時代を超えた音楽性で注目される若きフォーク・デュオ4作目。ギター二本ヴォーカル二人というミニマムな編成での作品を発表してきたが今作ではジョー・ヘンリーをプロデュースに迎え豊穣なフォークロックを聴かせる。バンドには名うてのセッションミュージシャンに混じってパンチ・ブラザーズのポール・コワートやウィルコのパット・サンソン、クルーキッド・スティルのブリタニー・ハースも名を連ね、CSN&Yやザ・バンドの魂も手に入れたよう、というか「現代の~」とかそういうの全て忘れて聴き耽りたい、名盤の佇まい。