2000年代初頭のポスト・パンク・リヴァイヴァル人気における中心的な存在であったインターポールもヴェテランの域に足を踏み入れ、このアルバムで6枚目。キュアーやジョイ・ディヴィジョンへの変わらぬ愛を楽曲に忍ばせつつ、ガレージ・サイケを掘り起こしたと思しき部分もあり。全体の印象としてはスケールが大きいのに、心に引っ掛かってくる不安感みたいなものを絶妙なバランスで成立させている。