みずからもバンドに加わって主役のビター・スウィートな歌声の魅力を最大限に引き出した、ダン・オーバックブラック・キーズ)のプロデュースが光る。デュエットまでしちゃうなんて、実はデキてるんじゃないの!?と勘ぐってしまうほど両者の相性は抜群だ。この2作目をきっかけにニッキー・レーンの名がより多くの音楽ファンに広まることは、間違いないだろう。〈現代版スワンプ・ロックの傑作〉と迷わず断言したい。