レイ・デイヴィスとの絡みも記憶に新しいミネアポリスの5人組。ディキシー・チックスやジェイコブ・ディランに提供した曲のセルフ・カヴァーも含むこの10作目では、〈オルタナ〉の冠を外して王道のカントリー・ロックを志向。斜に構えた感じがなくなり、ゲイリーの少し鼻にかかった高音ヴォイスの気持ち良さはもちろん、初めてリードを任された紅一点カレンのふくよかなヴォーカルの魅力もストレートに伝わってくる。