コンコード移籍第1弾にして、2013年作『Memphis』から続くルーツ回帰モードの完結編がお目見えした。ウィリー・ウィークスやジム・ケルトナー、ドイル・ブラムホール2世といった凄腕を従え、ジミー・リードらによる50~60年代のブルース曲と4つのオリジナル曲で構成。土臭い激シブ盤かと思いきや、要所で浮き立つようなホーンを交えて軽快にグルーヴする姿が洒脱極まりない。ほんのりサイケな隠し味も効いている。