近年は弾き語り主体のソロ活動に加え、バッド・カンパニーのサポート・メンバーにも名を連ねていたリッチ・ロビンソンだが、やはり彼にはちゃんとバンドをやってほしい──そんな巷の声に応えるかのように新グループが本格始動! しかもギタリストとベーシストはブラック・クロウズの盟友だ。もともとクロウズ曲のカヴァーでツアーを回っていたらしく、この初アルバムもファン感涙の砂埃まみれな南部ロックンロールのオンパレード! ハードにドライヴしながらファンクもゴスペルも丸呑みし、ゴッツゴツのジャムを繰り広げていく。ソロ作ではやや物足りなさを覚えたサイケ・フォークな味わいだって、ここだと最高の箸休めだ。来年早々には本作の続編も登場するらしく、しばらく目が離せないな!