実に9年ぶりとなったソロ作。自身のレーベルを立ち上げてNAOtheLAIZAにプロデュースを一任し、ゲストもなしで作られた内容からは並々ならぬ決意が見られる。ブギーからニュー・ジャック然としたトラックまで、歌とラップの両方を自由自在に操るスタイルは他の追随を許さないほどの充実ぶりで、80年代オマージュな“今日は無理”も新鮮に響かせる。随所に見え隠れするヒップホップ愛を感じさせるフレーズも◎。