COLUMN

トロ・イ・モワことチャズ・ベアのプロデューサーとしての仕事ぶりを、タヌキチャンやアストロノーツ・エトセトラの新作でチェック!

CHAZ BEAR
トロ・イ・モワをお休みして裏方仕事に没頭中!

TANUKICHAN Sundays Company/HOSTESS(2018)

 チャズ・バンディック改めチャズ・ベアはただいま裏方仕事で大忙し。まず主宰レーベルのカンパニーから送り出したのは、ハンナ・ヴァン・ルーン(元トレイル・アンド・ウェイズ)によるタヌキチャン名義でのデビュー作『Sundays』です。チャズの共作&プロデュースのもと、ちょっぴり懐かしい感じのトロットロなシューゲイズ・ポップを聴かせてくれ、チルウェイヴの革新者として登場したチャズの意地も垣間見える出来に。頬杖を突くジャケでの姿通り(?)アンニュイな歌がセンチな晩夏に淡く溶けていきます。

ASTRONAUTS, ETC. Living In Symbol Carpark(2018)

 続いて、トロ・イ・モワのツアー・メンバーとして長年チャズを支えてきたアンソニー・フェラーロのソロ・ユニット、アストロノーツ・エトセトラの2作目『Living In Symbol』ではお返しに全面サポート。バロック・ポップ調のサイケなオケと繊細なファルセットの合わせ技は、トロ・イ・モワの2015年作『What For?』と直結するもので……。こうしてチャズのキャリアを辿るような2作品に触れると彼自身の新作も早く聴きたくなりますが、どうやらしばらく外部ワークに専念するようなので、ここはのんびり待ちましょうか。