拝啓ロディ・フレイム様。前作『Western Skies』リリース時も私信めいた原稿を本誌に書かせていただきましたが、あれからもう8年も経ったのですね。けれど貴方の歌声は変わらず青々しい。また何より驚いたのは、アズテック・カメラ時代を思わせる溌剌とした煌めくポップ・チューンが約半数を占めていること。ソロ作中でもっともバンド的かつネオアコな作りに、胸を熱くする以外ほかにどうすれば良いのでしょう。