かつてはファロア・モンチらの楽曲に客演し、ビッグ・ダディ・ケイン率いるラス・サパーでも活躍したニュージャージー出身のシンガー。グループではレトロ志向の作りに合わせて雄々しい振る舞いを見せたが、このソロ・デビュー作でも歌の力強さは変わらず。ジョーやK-Ciの影響下にある逞しさでミッド~スロウを濃厚に染め上げる。教会仕込みの作法が冴える“Come On Home To Me”は60年代モードのソウルフルな佳曲。