初作『Journey To Golden』が日本でも話題になった在アトランタ歌手の2作目。制作の核は鍵盤奏者のジャスティン・ギルバートに交替するも、ジャズとネオ・ソウルの隣接点にある作風の瀟洒で豊かな味わいは変わらず。タンク・アンド・ザ・バンガーズのタンクを迎えた猥雑な“Sol Glo”やPJモートンの歌い口が温かい“Craters”といったニューオーリンズ作法も主役の持ち味とマッチしていて、今回も文句ナシの名品です。