今年結成18年目を迎えた彼らの9枚目のアルバムは、ほぼ全曲に英語詞で挑んだメロコア作に仕上がった。とはいえ、一辺倒の攻めに終始せず、そこにさまざまな旨味や深味を封じ込める手腕は流石。スカ風のリズムとピロピロ・ギターを同居させた“Your Goddamn Song”、怒濤のハードコア・チューン“Sneaker Gang Blues”のほか、SUGA(dustbox)と笠原(Northers19)を招いた“Grown Kids”も出色の出来映え。