2014年のデビュー作『Jungle』がノエル・ギャラガーに〈クソ素晴らしい〉と評され、ジャミロクワイにも賞賛されたロンドンのエクレクティックなインディー・ポップ・ユニット、ジャングルが待望のセカンド・アルバムを発表。ジョシュ・ロイド・ワトソンとトム・マクファーランドの2人組から7人編成に変貌した影響か、前作と比べてプロダクションやアレンジがゴージャスになっている。“Smile”ではトライバルなビートの上でダイナミックなコーラス・ワークが冴え渡り、“Give Over”のストリングスは艶やかな質感で耳を虜にする。ソウル、ディスコ、ヒップホップを基調としているのは前作から変わらないが、そこにジャズのフレイヴァーをたっぷり注ぎ込んでいるのもおもしろいところ。