INTERVIEW

コンピ『音量を上げて聴けタコ!』 三木聡監督×THIS IS JAPANが語る、映画と音楽のおもしろがり方

『音量を上げて聴けタコ! ~音量を上げろタコ! なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!! オリジナルコンピレーションアルバム~』

左からthis is かわむら(THIS IS JAPAN)、三木聡監督、杉森ジャック(THIS IS JAPAN)
 

半端ない歌声を持つロック・スターのシン(阿部サダヲ)と、声が小さすぎるストリート・ミュージシャンのふうか(吉岡里帆)の逃避行を描いた映画「音量を上げろタコ! なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」(以下「音タコ!」)が10月12日(金)に公開される。監督は、これまでTVドラマ「時効警察」や映画「インスタント沼」の他、多数の映画、舞台、TV番組を手掛けてきた三木聡。阿部サダヲ、吉岡里帆の他、千葉雄大、麻生久美子、小峠英二(バイきんぐ)、松尾スズキといった個性派俳優が、三木作品特有の濃いキャラクターを演じていることでも話題だ。

しかし話題を呼んでいるのは監督と俳優陣だけではない。阿部サダヲ演じるシンが歌う主題歌“人類滅亡の歓び”は、作詞をいしわたり淳治、作曲をHYDE(!)、編曲をPABLOがそれぞれ手掛けている他、あいみょん、never young beach、橋本絵莉子、八十八ヶ所巡礼(八八は映画本編にも出演)など、音楽面でも豪華すぎるメンバーが集結している。映画公開に先駆けてリリースされる「音タコ!」のコンピ・アルバム『音量を上げて聴けタコ!』には、これらの楽曲を全収録。しかも劇中に登場する楽曲順に並んでいるというから、映画の予習にも復習にも最適な1枚だ。

今回Mikikiでは、ふうか(吉岡里帆)が歌うもう一つの主題歌“体の芯からまだ燃えているんだ”(作詞作曲・あいみょん)において、編曲と演奏を務めたロック・バンド、THIS IS JAPANの杉森ジャック(ヴォーカル、ギター)、this is かわむら(ドラムス)、そして三木聡監督による対談を実施。この話題作を音楽面から紐解いてみた。
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VARIOUS ARTISTS 音量を上げて聴けタコ!~音量を上げろタコ! なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!! オリジナルコンピレーションアルバム~ Ki/oon Music Inc.(2018)

あいみょんとTHIS IS JAPANの奇縁

――「音タコ!」は出演陣はもちろんのこと、音楽面でも錚々たるメンバーが参加してますよね。そういった音楽面でのキャスティングも三木監督がされたのでしょうか?

三木聡「俺と(映画の音楽プロデューサー&コンピのディレクターの)西條さん、(映画の配給会社、アスミック・エースのプロデューサー)山野氏、制作プロデューサーの若林氏の4者で決めましたね」

――そのなかで、監督の個人的な趣味もある程度は反映されてるのでしょうか?

三木「いや、俺は趣味が古い人間なんで、主に西條さんと相談しながら決めていきましたね。バンドや音楽そのものは好きですけど、現在の音楽の状況も知りたかったですし、話し合いながらどなたとご一緒するかを決めました」

西條ディレクター「監督から〈このシーンに例えばこういう音楽が欲しい〉みたいなイメージがあったので、〈この人はどうですか?〉ってプレゼンさせてもらって、イメージに合った人にオファーをしていく感じですね。八十八ヶ所巡礼なんかはオンリーワンな存在だから〈断られたら誰にしよう〉って思ってました(笑)」

――なるほど。そして、吉岡里帆さん演じるヒロイン、ふうかが歌う主題歌、“体の芯からまだ燃えているんだ”の編曲と演奏をTHIS IS JAPANが務めています。これはどなたがどういった理由で決めたのですか?

三木「これも先ほどのみんなで決めたんですが、最終的なジャッジは俺がしました。映画のなかで重要なカギになるシーンの曲で、ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアのようなイメージがあって。THIS IS JAPANはたくさんいる候補のなかで一番若いチームだったんですけど、彼らが仮で上げてきてくれたものがすごいよかったんですよね。それで彼らに決めました」

杉森ジャックthis is かわむら「ありがとうございます!!」

三木「いやいや(笑)。目の前にいるのに〈彼ら〉って言っちゃったよ」

杉森「めっちゃ嬉しいです!」

――THIS IS JAPANのお二人は、そういったお話があった時どう思いました?

かわむら「最初は〈ウソでしょ!?〉って思いましたよ」

杉森「最初デモを作ってる時には、まさかここまで残るとは思わなかったですよ。僕らハイテクな人がいるわけでもないので、4人でスタジオに入って、いわゆるバンドの泥臭い、トラディショナルなやり方で作ったんです。だから余計に〈こんなことになるとは〉って思いました」

三木「初めて聞きましたよ、その苦労(笑)。最初の取っ掛かりはどうしたの?」

杉森「監督のお話を直接聞く前から、求められるものを想像してやってました。だから今、初めてピンク・フロイドなんて答え合わせができて〈なるほどな~〉って思いましたね。自分たちの引き出しから〈自分たちならこうやるな〉っていうピュアな気持ちで作っただけなんですけど」

――〈映画だからこうしよう〉〈人に歌ってもらうならこうしよう〉みたいな気持ちより、〈自分たちならこうしよう〉が優先された、と。

杉森「そうですね。今回は自分たちで作詞作曲をしたわけではなく、あいみょんさんの弾き語りのデモがあり、それは自分たちの引き出しにはない素晴らしいものだったので、〈これに自分たちのやり方をぶつけて、いいケミストリーを起こそう〉っていう気持ちでやってみました。そういう意味では初めての試みでしたけど、どんな反応が起こるのか夢中になってやれましたね」

――メンバー以外が作った楽曲をアレンジするのは初めてですか?

かわむら「初めてですね。基本的には自分たちのなかでしか作らないので。〈こんな曲を作ってほしい〉って言われて作ったことはありましたけど」

――いつもと違う作業はいかがでしたか?

杉森「あいみょんさんに〈私の曲を何してくれてんじゃい!〉って思われたら申し訳ないので、まずリスペクトが重要だなって思いました。でも、聴いた時点ですでに素晴らしい曲だったんで、あとは自分たちと共鳴するところを見付けるだけでしたね」

かわむら「実は昔、(あいみょんと)対バンしたこともあってね。作業してる途中で思い出したんですけど、4、5年前ですかね。こういうのを奇縁って言うのかなって」

主題歌“体の芯からまだ燃えているんだ”のミュージック・ヴィデオ

 

吉岡里帆演じるふうかのシーンが想像できるアレンジ

三木「あいみょんさんが作ってくれたこの曲を、いい感じのバンド・サウンドで、しかも映画の劇伴も兼ねてアレンジするのって、意外と難しいと思うんです。単純なアレンジとしてはよくても、劇伴としてはなんか違うっていうものも結構あって。でもTHIS IS JAPANから最初に上がってきたデモのバンド力がすごい魅力的で、作中のライヴ会場のバックヤードからステージに向かうシーンで、その曲のイントロがかかっているような場面が思い浮かぶんですよね。そういうのってファースト・インプレッションが大事で、役者が最初に本を読む時と一緒で、映画の鮮度にも繋がってくると思うんです。もう吉岡(里帆)が演じるふうかが、ゆっくり階段を上っていくようなシーンが想像できるアレンジでしたね」

杉森「我々もいろいろトライしてみたんですが、結局は〈できることしかできない〉っていう結論で。そこは劇中のふうかと同じ気持ちだったかもしれませんね」

三木「そういうのって、何を作っていても共通する部分はあると思いますよ。どんな手法を積み重ねたとしても、結局はそれしかできないっていうところに辿り着く。でも、そういうものこそインパクトがあるものになる傾向があると思います。意識していても無意識に辿り着けるかどうか、みたいなね」

かわむら「そう言っていただけてありがたいです」

杉森「いやー嬉しいですね。我々もあのアレンジがすごく気に入っていたので」

三木「物事がうまくいく時ってブレないもんで、こっちサイドも割と早くあのアレンジに決まったんです。例えば女優さんのオーディションでも、〈彼女だよね〉って一致する瞬間が多くて、そういう時ってみんなのイメージに通底するような何かがあるんでしょうね」

――アレンジへのオーダーだったりヒントだったりは出したんですか?

三木「いや、ないですよ。ピンク・フロイドの話は西條さんにしましたけど」

西條ディレクター「監督と話していて、欲しがってるバンド・サウンドを僕なりの解釈で伝えはしましたけど、でもあんまり細かいオーダーを出してそこで誤解が生まれたりするともったいないので、ほどほどにしました」

杉森「やりやすかったです」

かわむら「そうだね。こちらのやりたかった意図を曲げられた感じは一切なかったので」

――そういう時は変に制約や縛りがないほうがやりやすいですか?

杉森「そうですね。モノマネっぽくなった瞬間にやりたいことが損なわれちゃうなって思います。例えニーズに合ってなくても自分たちらしさをもってやれば、他の人には真似できないものになりますからね。そういうことは大事にしています」

©2018「音量を上げろタコ!」製作委員会
 

映画と音楽のおもしろさの共通項

――編曲面以外、例えば演奏面で心掛けたことはありますか? 例えば、演奏の後に吉岡さんの声が乗るわけで、そこで気を付けたこととか。

かわむら「koyabin(ギター、ヴォーカル)はいろいろ考えてたみたいですけど、我々はいつもやってるバンドのように荒々しく、そのまま出していいだろうって勝手に解釈して演奏しましたね」

杉森「大まかなアレンジの草案は僕が出したんですけど、結局は演奏もいつも通りで」

三木「普段作曲する時もそういう感じなんですか?」

杉森「歌が入る分、多少は違いますけど、第一稿を僕かkoyabinが考えてきて、〈ガッ〉と合わせて〈グッ〉と来るやつを集めるというのは変わらないですね」

かわむら「だからこの曲も〈ガッ〉と合わせて〈グッ〉と来るものになってると思います(笑)」

三木「それって何回もトライするの? それとも1回で方向性が決まるの? 音楽がどうやって作られていくのか興味があって」

杉森「あらかじめ打ち込んだデモをメンバーに聴かせておいて、スタジオで〈せーの!〉で合わせた時に〈なんかいいぞ!〉って時があるんですよね。ダメな時はこねくり回して改善される時もあるし、ダメなままの時も多いですけど」

かわむら「あらかじめ4人で考えてきた方向性が似てる時があって、〈これが一番だろ〉って出したものが4人合うとうまくいくんですよね」

杉森「ヴィジョンが一致した時ね。それが合わない時もありますけど、合うことが多いからバンドをやってるんじゃないかと」

かわむら「そうだね」

三木「映画の芝居もそういうところがあって、誰も打ち合わせをしてないのに、松尾(スズキ)さんとか、ふせ(えり)とかは初見の本読みから仕掛けて来るんです。〈たぶんこうやったら面白いんじゃないか〉っていうのをすでに初手から当ててくる。もしかしたらそういう感じと似てるのかなって思いましたね」

杉森「うわー、スゴい!」

三木「もちろんその初手が違ってうまくいかない時もあるし、俺が思ってたのと違うけど〈そっちのほうがおもしろいね〉ってこともあるんだけど、でもそういう感じかもなって思いました」

杉森「すごくよくわかります! けど……(笑)」

かわむら「そんなプロフェッショナルな役者の方々と一緒にしていいのかなっていう(笑)」

三木「でもTHIS IS JAPANのなかではそういうのあるでしょ?」

杉森「そうですね。何年も一緒にやってるんで、初手の読み合いみたいなところがおもしろいことはあります」

三木「それはバンドのいいところですよね」

杉森「そうですね。わざわざ同じメンバーでずっとやってるんだし、そういうところは魅力的ですよね」

三木「そういうことってライヴでもあるの? 〈今日はこう来るか!〉みたいな」

かわむら「ああー、ありますね」

杉森「特にドラムスは生楽器なので、彼(かわむら)を見ててノッてくるのを見ると、自分も〈よしっ!〉ってなって、横の二人(koyabinと水元)を見ると彼らも同じようになってる時があって。そういう時は最高ですね」

三木「それがあるからやめられないみたいなね(笑)」

杉森「そうですね〜(笑)」

三木「舞台ってお客さんは前から観てるけど、演出として横から観てると間合いの図り方が見える時があって。だからバンドで横に並んで見てるのって、そういうのと近いところがあるかもしれないね。意外とお客さんには見えてなかったりするんだけど」

――三木監督は映画の他に舞台だったり、TVのドラマだったりバラエティだったりも手掛けていらっしゃいますが、そういうことはどれにも通じることですか?

三木「メディアによって方法論は変わりますけど、俺のやってるパターンは大体変わらないですね」

――それってバンドにも通じることでしょうか。

三木「バンドによりけりだと思いますけどね。バラエティ番組に特化した俳優さんもいるから、何かのエキスパートみたいなメンバーがいるバンドもあるだろうし。でもそういうタイプじゃない人もいて、THIS IS JAPANはきっとそういうバンドなんでしょうね。彼らのおもしろがり方もそういうところに起因してるからいいんじゃないかなって思いますね。あいみょんさんの書いた曲でも彼らなりのおもしろがり方で出来上がっていく。結果的にそういう魅力が映画に合ったんだからね」

 

ロックは悲劇的で喜劇的

――先ほど三木監督から〈音楽のおもしろがり方〉という話が出ましたが、「音タコ!」という映画にもそういうテーマは入っていますか?

三木「例えば俺は昔からレッド・ツェッペリンを聴いてきたんですけど、ロバート・プラントの声がだんだんもたなくなってきて、それもあってかテープでコラージュをしたり実験的なことをしたりし始めるんです。古い考えかもしれないけれど、あの崩壊していく感じがロックっぽいな~と思っていて。そういう部分は今回表現したかったところなんですよね。周囲の人もキャラの濃い人が揃っていてね、ピーター・グラントとか。ブラック・サバスにしたってドラッグやアルコールでダメになっていくし。ああいうのってトラジェディ(悲劇)である一方で、コメディ(喜劇)でもあると思っていて」

杉森「おお……」

三木「あるいは映画の『シド・アンド・ナンシー』だったり『さらば青春の光』だったり、石井聰亙(現・岳龍)監督の『爆裂都市 BURST CITY』だってそうですけど、そういう音楽映画の直撃を受けた世代なんで、一度そういうものを描きたいなっていうのもありました。僕自身はバンドのサークルにいたけど音楽の才能はなかったし、そういうことに対するコンプレックスも入っているかもしれない。あと映画って出来上がったものを上映するだけですけど、こないだもTHIS IS JAPANのライヴを観ていて思ったのが、ライヴでお客さんに直接エクスペリエンスを与えるっていうことに憧れがありますね」

杉森「大物の名前が出すぎて恐縮ですけど(笑)。でもロック・バンドが悲劇的で喜劇的だっていうのは自分も魅力を感じているところだし、ライヴも毎回お客さんが違って、顔が見えて、リアルタイムで音をぶつけて反応がもらえるっていうのも醍醐味ですね。いやー、これからも頑張らなきゃな……」

三木「昔に比べて最近のバンドマンって結果を気にするじゃない。THIS IS JAPANに結果をまったく気にするなとは言わないけど、ライヴを観て、どっちかと言えばそんなこと気にしないでやれてるのかなって思ったよ。もちろんそれはいい意味でね。ロック・バンドは結果なんて予想してやらないほうが好きかな」

杉森「昔はいろいろ結果を気にしてた時期もあったかもしれないですけど、いろいろ模索した結果、やれることをやるしかないなって思ったんですよね(笑)。だって人がおもしろがったりビックリしたりすることって、狙ったところを超えたところにしかないと思うんです。それって自分たちがやれることを突き詰めたところにしかないなと思って。そんなエクスペリエンスをずっと探していきたいですね」

かわむら「あとは、我々は常におもしろいことをやろうと思っていますけど、我々の世代ってそれこそ三木監督を始めとするさまざまなクリエイターが作り上げた映像だったりTV番組だったりで育ってきた部分があるわけです。お笑いの番組にしても、笑いの要素だけじゃなく、緊張感とか独特の間とかがあって、ただポップなだけじゃなくきちんと作品として昇華されてるのが好きなんですよね。だからそういう人に褒めていただけるのは一周回って感動です」

三木「バブルの一番イヤな世代だよ(笑)。TVがだんだんコンプライアンスで厳しくなっていく時代に、怒られない範囲なら何をやってもいいって思って好き勝手やってただけで。我々が通った跡は何も残ってないよ」

――いやいや。例えばタモリさんやダウンタウンの番組もそうですし、三木監督の手掛けた番組や映画に影響を受けた若者はたくさんいると思いますよ。

三木「(笑)」

杉森「いやーそういうのはたくさんあります。それに三木監督の作品って特有の〈俺だぜ!〉ってオーラがありますし」

杉森「作品に監督が登場しなくても顔が見えてくるようなね」

三木「何やっても下手くそだからね(笑)。まあでも昔から、芸術って他の文化の影響を受けることが多いじゃないですか。例えば、絵の具のチューブの発明があったから印象派の画家がアトリエから出て外で絵を描くようになったとか。レコードってそもそもコンサートの代用品だったのに、ある時からコンサートで再現できない作品を作り始めるとか。それぞれにいろんな影響はあるんだろうね。僕らも音楽から影響をだいぶ受けましたし、特に映画と音楽の関係は切っても切り離せないからね」

©2018「音量を上げろタコ!」製作委員会
 

〈日本の音楽シーンって豊かなんだろうな〉

――実は映画本編にTHIS IS JAPANのメンバーも出ているそうですね。

三木「最初にふうかがライヴをやってる時に足だけ映ってるし、別の場所で撮影したものの両方に出てもらって、その繋がりとかもやってもらったんだよね」

――監督の現場を見てどう思いました?

杉森「初めての映画の現場だったんで、少年のようにただ喜んでましたね」

かわむら「〈こんなことになってんのか~〉ってね」

杉森「でも途中からめっちゃ寒くなってきて、あんな過酷な状況でやってるなんて、〈役者さんってすごいな~〉って思いましたね」

かわむら「阿部(サダヲ)さんと吉岡(里帆)さんにも初めてお会いできて。二人とも寒くてもピンピンしてるし、それに比べてバンドマンはひょろっちいですよね(笑)」

杉森「逆に阿部さんに心配してもらったりしてね」

三木「意外とバンドマンは冷暖房効いたところでやることが多いもんね。松尾スズキさんが言ってたけど、演劇も割と冷暖房効いてるんだって(笑)」

杉森「(笑)。でも今まで何度も映画を観てきましたけど、一度現場に行くと〈裏でこういう努力があるのか〉とか映画の見方が変わりますね。物作りの現場にこんなに人がたくさんいるのかってことにも驚きだったし。バンドなんて曲作りは4人でしますから」

――現場の雰囲気はどうでしたか? 緊張感があるとか、和気あいあいとしてるとか。

杉森「モヒカン姿の小峠(英二/バイきんぐ)さんが出てきた時は緊張感がありましたね(笑)。ライヴハウスでもあんなモヒカンの人見たことないし」

三木「しかもあのモヒカン、一度はがれたから貼り直したりしてね」

杉森「そうですよね。でも、たくさんの人が動いてるから、そういう緊張感はありますね」

三木「殺伐とはしてないけど、緊張感がある時はあるね」

©2018「音量を上げろタコ!」製作委員会
 

――それでは最後にお三方に訊きたいのですが、このコンピのなかで気に入ってる曲や参加アーティストを教えていただけますか?

杉森「僕は八十八ヶ所巡礼ですね。ライヴハウス・シーンのなかでいろんな人からリスペクトされてるバンドだと思うので、映画に出演してるというだけで〈マジか!?〉ってなりましたし、曲も最高でシビレましたね」

かわむら「僕らからしたらこんなラインナップの中に自分がいるだけでスゴすぎて、そのなかから選ぶのなんておこがましいんですけど……。やっぱり僕はチャットモンチーに育てられたと思っていて、どんどん大きくなるチャットモンチーの背中を見ながら追いかけてきたので、橋本絵莉子さんと同じアルバムにクレジットされるというのは本当に光栄ですね。もちろん他の方も同じなんですけど」

三木「そうですよね、誰か一人なんて決められないよね(笑)。でも、それぞれのスゴい才能がそれぞれ違う方向に向かっているから、みなさんに敬服します。それに参加してくださったバンドだけ見ても、それぞれがそれぞれの映画への読解力を持って接してくれてるから、日本の音楽シーンって豊かなんだろうなって思います。……俺らがバンドやってた頃はもうちょっとレベルが低かったような気がするよ(笑)」

一同「(笑)」

 
 

Present
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