初アルバムから20年の節目で放つ3年ぶりの新作。先行発表していたサラーム・レミ制作のミッド・グルーヴ“Leave It Smokin'”がすでに快調ぶりを伝えていたが、とびきり情熱的な“Today I Do”を含む半数近くをリル・ロニーが手掛け、盟友シェップ・クロフォードとも組んだアルバムは良い意味で流行に乗らず、オーセンティックなR&Bをいまも可憐な歌声で実直に歌っていく。アンビエント寄りのスロウ“Better”が出色の出来。