ティグラン・ハマシアンやグレゴリー・プリヴァ周辺で活躍するマルチ奏者とパーカッショニストがマルティニークの女性シンガーと始動させたハイブリッド・フレンチ・カリビアン初作。グアドループの伝統リズムをベースにジャズ、アフリカン、トラップ、ジューク等の多様な要素をエレクトロとアコースティックを巧みに織り交ぜながら発展させたビートはまさに〈現代的〉。オリヴィアのトロピカルな海風感じさせる歌声が洗練されたサウンドにエレガンスなムードを加味している。ライヴではこのトリオのみ、完全人力で再現しているようで来日があるならば是非観に行きたい。