初来日も決まったサザン・ソウル偉人が78歳を前に新作を発表。ゴールドワックスの名匠クイントン・クランチと組み、トラヴィス・ワマックやクレイトン・アイヴィらの演奏でマッスル・ショールズにて録音した楽曲は70年代のフェイム時代などを彷彿とさせつつモダンな仕上がりで、過去曲のリメイクも含めて〈レトロ〉とは一線を画した直球の南部サウンドを展開する。ディープにして澄み切った声の現役感には驚くしかない。