INTERVIEW

Homecomings『WHALE LIVING』 日本語詞の歌とアコースティックなサウンドで紡ぐ、〈この4人だからこそ〉のストーリー

『WHALE LIVING』の世界から拡散するさまざまなサウンドたち

TEENAGE FANCLUB Here PeMa/Hostess(2016)

TFCのフロントマン、ノーマン・ブレイクの来日公演でホムカミが前座を務めたり、ホムカミの楽曲が彼に絶賛されたり。グラスゴーを代表するギター・ポップ・バンドの最新作は、デビュー25周年を経てなおエヴァーグリーンな輝きに満ちている。

 

ALVVAYS Antisocialites Polyvinyl/Pヴァイン(2017)

カナダはトロント発の5人組による2作目。TFCのノーマン・ブレイクもヴォーカルとグロッケンシュピールで参加した本作は、リヴァーブたっぷりのローファイな音像はそのままに、『C86』周辺のアノラック感がより増した印象。根幹にあるルーツはホムカミとも通じるものが。

 

THE SUNDAYS Blind Parlophone(1992)

スミスとコクトー・ツインズの影響下にあることが一聴瞭然の、89年にラフ・トレードからデビューを飾ったUKバンド。センチなギター・ポップにドリーム・ポップ的な音像が重なる音世界は、いま聴いてもうっとり……。ここではフォーキーな風合いも備えた2作目をピック。

 

NICO Chelsea Girl Verve(1967)

ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのファースト・アルバムのヴォーカリストとしても有名なモデル/女優/シンガーによる初ソロ作。慎ましく爪弾かれるギターと物憂いストリングス、主役の滋味深い歌声を中心とするミニマル&フォーキーな音像は、枯れゆくこれからの季節にぴったり。

 

シャムキャッツ FRIENDS AGAIN TETRA(2017)

ホムカミと同様、過去作ではジャケットにサヌキナオヤのイラストを起用していた4人組。ネオアコとインディー・アメリカーナな要素が溶解したような音作りは、本文でホムカミのメンバーが挙げている最近のリスニング傾向とも繋がる部分が。11月に控える新アルバムも楽しみ。

 

MAX JURY Max Jury Marathon Artists/BIG NOTHING(2016)

ピアノを弾きながら歌うシンガー・ソングライターのデビュー作。カントリーと(ネオ・)ソウル/ゴスペルが混じり合う歌世界にはどこか敬虔な空気が漂っている。それと近いムードは『WHALE LIVING』のそこかしこで立ち現れる静けさにも感じられるような。

 

Crispy Camera Club SWAG KOGA RECORDS(2018)

これは……往年のギター・ポップ好きは必聴でしょう! 90年代のUKインディーに影響を受けたという3人組のCDデビュー作は、ウィーザー的なオルタナ感やモータウン風味のリズムも交えながら軽快に走る6曲入り。甘酸っぱさの中に今様の骨太さも備えていて、超フレッシュ!

 

牛尾憲輔 girls,dance,staircase ランティス(2018)

ホムカミの新作とエンディング曲を共有する劇場アニメのサントラは、高校の校内における環境音のサンプリングから成る〈物音ミュージカル〉集。〈人と人との距離〉といったテーマも重なる『WHALE LIVING』のアナザー・ストーリーを〈音〉を通じて楽しめる。

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