新世代ジャズのキーマンであり、デヴィッド・ボウイの遺作『★』のバックを務めて大きな注目を集めたサックス・プレイヤーのニュー・アルバムは、ライアン・ダール、ジェフ・テイラー、ゲイル・アン・ドロシー、サン・キル・ムーンら多数のゲスト・シンガーを迎え、ほとんどが歌モノという、ボウイとの共演からの影響も色濃い〈ロック〉的なダイナミズムと美意識を感じさせる内容だ。マーク・ジュリアナ、ジェイソン・リンドナー、ティム・ルフェーブルなど『★』と同じ鉄壁のメンバーたちと共に作り上げた、ロックともジャズともエレクトロニカとも表現しきれない未来的で幻惑的で刺激的なサウンドは、スペイシーかつドープで未知のトリップ感覚が味わえてとってもスリリング!