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エリック・タッグの『Rendez Vous』と並べて聴きたい作品たち

JOEY DOSIK Inside Voice Secretly Canadian/HOSTESS(2018)

モッキーのライヴ・メンバーにも名を連ねるシンガー・ソングライターのソロ・デビュー作。70sソウルを彷彿とさせるヴィンテージなサウンドもさることながら、マーヴィン・ゲイをより繊細かつソフィスティケートしたようなヴォーカルは、エリックやAORが好きな方の琴線にも触れると思いますよ。 *鶴見

 

LEE RITENOUR Rit & Rit 2 Elektra(2015)

フュージョン界の名ギタリストがAORに接近した頃の、81年作と82年作をまとめた2in1(エリックはどちらにも参加!)。注目すべきは前者に収められたエリックの作詞曲“Is It You”で、このシングル・ヒットによって彼はリトナーから信頼を得るのでござる。そして2人の蜜月関係は90年代まで続くことに。 *天空

 

TIM TREFFERS Never Trust A Man In A Fur Coat Light Mellow/Pヴァイン(2016)

オランダの若きネオAOR歌手の初作。裏方で関与しているティム・ヴァーミューレンの父親が、実は『Rendez Vous』をプロデュースした人物。そんな繋がりもあってか、本作ではエリックが70年代に他者へ提供したレア曲“Mirror”を披露しているでござる。 *天空

 

JOHN VALENTI Anything You Want Ariola America(1976)

たぶん本人たちの面識はないかと思いつつ、エリックの好敵手と言えばこの人でござろう。共にスティーヴィー・ワンダーから多大な影響を受けているのに加え、一部のマニア以外には知られていなかった作品が、90年代の日本で急激に再評価。いまではすっかり定盤化しているのも共通項でござる。 *天空

 

LEO SIDRAN Cool School [The Music Of Michael Franks] Bonsai/Light Mellow/Pヴァイン(2018)

ベン・シドランの息子がマイケル・フランクスの楽曲をリメイクした一枚。この男もマイケルも軽やかでマイルドな歌声の持ち主やから、現行シーンの雰囲気にジャストやし、そこは『Rendez Vous』にも通じる要素やね。次作はぜひエリックのカヴァー集でお願いしますわ! *八丁