ミシガン出身のトークボクサーによる2枚目のアルバム。ブギー的な再評価への目配せもなく憧れの90年代Gファンクを追求した作りは潔く、隠しようのない既聴感も相まって楽しい。“Summer Comin'”に招かれたエノイス・スクロギンスとシェイド・シャイストをはじめ、SCCのハヴィックら客演陣がレイドバックした趣味の世界に箔を付ける。ジョージ・クリントン風の“Stayed True”など好事家の口角を上げるポイントも多々。