INTERVIEW

Rei『REI』 ブルースを起点にボーダレスなポップセンスを発揮してきた才女が多くのゲストと共に放つ、彩り豊かな一筋の光!

[緊急ワイド] 新世代女性シンガー・ソングライター 2018この1年の注目株を一挙に紹介します Part.2

ディスコグラフィーを通して振り返るReiの歩み

 ReiのCDデビュー作は、2014年にライヴハウス限定でリリースし、翌2015年2月に全国流通化されたファースト・ミニ・アルバム『BLU』。ペトロールズの長岡亮介がプロデュースした本作のタイトルはReiのルーツである〈ブルース〉からきているもので、「ブルースは自分の身体の一部なんだ」と改めて感じたことから付けられた。ライヴの定番曲にして、もっとも盛り上がる“BLACK BANANA”や、長岡とReiのギター・バトルが火を噴く“my mama”も注目のナンバーと言えるだろう。

 そして、同年11月に発表された2枚目のミニ・アルバム『UNO』は、「自分の力量を試したい」「ミニマルな状態で、たったひとつの音楽を表現したい」という気持ちからセルフ・プロデュースの宅録作に。ベックやチューン・ヤーズらに通じる発想と手法を限られた楽器編成に採り入れながら、弾む感覚をのびのびと表現。これまたライヴの定番曲となった“JUMP”もウェーブドラムを使って自身で打ち込んでいる。ほか、トム・トム・クラブから影響を受けて作ったというトロピカルなタッチの“Love Sick”などを収録。

 〈ひとりであること〉を肯定的に捉えた『UNO』に対し、2016年のサード・ミニ・アルバム『ORB』では複数のゲスト・ミュージシャンを迎え、生楽器を多用して制作。「より人間的で、感情的で、豊かなサウンド」にこだわったそうで、踊り出したくなるような楽しい楽曲群に、Reiの開かれた気持ちがそのまま反映されている。在日ファンクのホーン奏者たちが参加した“Route246”はブライアン・セッツァーに感化されたという華やかなロカビリー・ナンバーで、やはりライヴの定番だ。

 そうしたミニ・アルバムの3部作に続き、2017年と2018年にはシングルの2部作を発表。ジプシー・ジャズ風の“Tumblin’”など4曲を収めた『CRY』には彼女の手によるイラストも掲載したZineを付け、視覚的な面からも音楽にアプローチ。『CRY』の続編と言える『FLY』には粗削りなブルースとモダンな感覚が合わさったライヴ映えする“New Days”などを収めたうえ、Reiにとって思い入れの強い3都市における映像を収めた「How to Fly」というDVDも付属。イラスト、切り絵、写真、映像——それらもReiの音楽に直結している表現なのだ。 

 

Reiの作品を紹介。

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