90年代R&Bがみたび評価されるなか、ケイスが3年半ぶりに放つ新作は、過去にリミックスで関与したテディ・ライリーが制作に加えてタンクらと声を交えたステッピンな“Make Love”で開幕。それ以外は主にトラヴィス・チェリーが手掛けた(既発EPの曲を含む)スロウやミッドを人懐っこく情熱的なテナーで歌っていく。112のスリムを迎えたり、フロエシストのスポークン・ワードに応答するなど、ゲストとの絡みも濃厚だ。