2018.11.06

時に凶暴なほどノイジーでエキセントリックなギター・ロックでありながら、着地点はあくまで情緒的でキャッチーな歌モノ。インディー期に確立した個性をそのまま持ち込んだメジャー・デビュー作は、代表曲の再録版を筆頭に、BUMP OF CHICKEN以降の日本のロックとUKニューウェイヴ~グランジ/オルタナを掛け合わせたようなユニークかつ濃厚な8曲入り。皮肉めいたシュールな歌詞にも独自の文学的な魅力が。

 


エンドウアンリ(ヴォーカル、ギター)、カミヤマリョウタツ(ベース)、シミズヒロフミ(ドラムス)によるスリーピース・ロックバンド。ポストパンクやネオアコ、あるいはシューゲイザー的な轟音や変化球ロックなど、90年代の洋楽を中心に多様な要素を取り入れた楽曲が特徴的で、これまでにインディーズで3枚のシングル、1枚のフル・アルバムなどをリリース。そして本作で待望のメジャー・デビューを迎える。空間系エフェクトが響く“Telepath”や“ハイネ”があったかと思えば、“ヴァーチャル・ガールフレンド”、“アルミホイルを巻いて”のようなポップス的な楽曲もあり、明るさも暗さも内包した彼らの振り幅は際限なく広いのがわかる。それらの要素を凝縮したような“VVAVE”が最高にクール。

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