なんて新鮮な風に彩られた世界なのか。多彩な面々と組んだEPに次ぐ新作は、80s仕様のアーバン感を纏う蔦谷好位置の制作曲と自己プロデュース曲が併存する一枚となったが、ジャジーでファンキーな“Destiny”などヒップホップ・マナーに則ったビートを採用するなどして独自のポップネスをいっそう磨き上げることに成功し、瑞々しい表情を浮かべた楽曲が揃う結果に。今日の彼は昨日よりも開放的な顔をしている。