2月のメジャー初作『RIRI』から1年待たずに届いたセカンド・アルバム。“RUSH”のフィーリングを継承するオープニングの“HONEY”や先行配信されていたサマー・アンセム“Maybe One Day”、サウィーティーとスムースに絡む“Patience”など、いわゆるJ-Pop的なメロディー構造の楽曲がほとんどないのは前作同様で、持ち前のアリアナ的な華やかさに加えて今回はケラーニやリタ・オラあたりを引き合いに出したくなるような瞬間も多々ある。英詞メインながら、そこにゼッド&アレッシア・カーラ“Stay”のオフィシャルな日本語カヴァーが並んでいるのもおもしろい。余裕で歌い上げる清水翔太との王道ラヴ・バラード“Forever”のほか、マイダス・ハッチのニュー・ディスコ的なリミックスも彩りを加えている。